アレルギー:鼻
今年も花粉症の季節がやってきました。
くしゃみ・鼻水・目のかゆみなどに悩まされている人も大勢いらっしゃることでしょう。
逆に、今年初めてこのような症状が出て、花粉症にかかったという人もいらっしゃることでしょう。
誰にでも花粉症になる要因を持っていると言ったら驚かれますか。
花粉症になる要因は、アレルギー性鼻炎にかかるのと同じで、人間の防御作用による免疫反応により引き起こされます。
皆さんも知っての通り、人間を含む全ての動物に免疫が体内にあります。
この免疫は、外部から異物が入り込んだ時の備えに抗体を作っています。
体の中の異物を抗原(アレルゲン)と判断すると、抗体は抗原を捕獲し体を守るという、防御作用が働きます。
この時に、放出されるヒスタミンが悪さをするのです。
ヒスタミンが神経を刺激することによりアレルギーの反応、すなわちくしゃみ・鼻水・鼻づまりなどの症状が引き起こされるのです。
アレルギー反応を起こすかどうかはものすごく個人差があるので、同じ状況にいても花粉症の全く症状の出ない人から重い症状の出る人まで様々なのです。
しかし昨年まで全く症状がなかったのに今年から花粉症のなるという話を良く聞きます。
これは抗体の数や違いにより、体内の環境が変わってしまったからです。
アレルギー反応を起こしやすい体質の人は、花粉症やアレルギー性鼻炎にかかりやすいリスクを背負っています。
アレルギーは遺伝的要素が大きいので、家族の中にアトピー性皮膚炎や気管支喘息などのアレルギー疾患の人がいるとアレルギー体質になりやすいそうです。
花粉症の抗原(アレルゲン)は花粉です。
花粉と一言でいっても、杉・ヒノキ・蓬・ブタクサ・カモガヤ・イネなど色々な種類があります。
これらの花粉は通常1〜2か月飛散するのですが、杉だけの人より杉とヒノキなど重複してアレルゲンを持っている人が多いので、約3か月も花粉症となるのです。
アレルゲンとなる花粉を一度検査してもらうことをお勧めします。
花粉が飛散している地域を避けることもできるからです。
最近では花粉症を予防するために、花粉が飛散する前に薬を服用するとよいと言われています。
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アレルギー:目
目やまぶたがかゆい・目がゴロゴロする・目が充血するなどのアレルギー疾患のことをアレルギー性結膜炎と言います。
花粉症や鼻炎と一緒にアレルギー症状が出ることもありますが、目だけにしか症状が出ない時は「通年性アレルギー」と呼んで区別しています。
ハウスダストやペットが原因でアレルギー症状の出る時が多いようです。
目のかゆみや充血を改善するために、抗アレルギー点眼薬が使われます。
この抗アレルギー点眼薬には、かゆみを引き起こす原因のヒスタミンに直接効くヒスタミンH1拮抗点眼薬によりかゆみを抑える方法と、ヒスタミンが増えるのを抑制するためにメディエーター遊離抑制点眼薬を事前に点眼し予防する方法で処方する2種類の点眼薬があります。
この他に副腎皮質ホルモン(ストロイド)が入っている点眼薬などが、症状が重い場合には処方されることもあります。
アレルギー疾患のひとつですので眼科で診察してもらい、点眼薬を処方してもらうと良いでしょう。
アレルギーの原因がダニやほこりなどのハウスダストの時は、原因を取り除くことも必要となるでしょう。
ダニは1g中に3,000匹もいるといわれており、室温が25度以上で湿度が75%以上になるとダニやカビが活性化しやすくなります。
風通しがよくなく空気も澱んでいる部屋では、布団やぬいぐるみなどが温床となるでしょう。
その他の原因としてペットの毛もありますので、室内で飼っている時には気を付けたほうが良いでしょう。
ハウスダストでおきやすい通年制アレルギー結膜炎の予防として、いくつか紹介しましょう。
◎家の中
ほこりを減らすために、こまめに掃除をしましょう。
湿気がこもらないような環境をつくるために、換気をしましょう。
良い天気の日に布団を干しましょう。
◎自分の体調
食事をしっかり食べるなど、規則正しい生活をしましょう。
嗜好品(コーヒー・たばこなど)はあまり摂らないようにしましょう。
原因の一端となるストレスに気をつけましょう。
適当な運動をするようにしましょう。
このように直接の原因を取り除くことのほかに、生活環境や体調管理も大事な事となります。
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アレルギー:食べ物
食品アレルギーは、命を落としかねないアナフィキラシー・ショックを引き起こすので注意が必要です。
アレルギーの原因であるアレルゲンの食品の摂取により、アナフィキラシー・ショックが起きます。
症状としてしびれ・血圧低下・呼吸困難を伴うので、命の危険さえあります。
アナフィキラシー・ショックを引き起こさないまでも、他のアレルギー疾患(アトピー・喘息など)を引き起こすこともあります。
アレルギー食品として良く言われるのはそば・小麦・卵・牛乳・大豆・えび・かになどです。
それ以外にも豚肉・鶏肉・さば・牡蠣などの肉類や魚介類でアレルギーがでる場合もあります。
個人差があるので必ずアレルギー検査をして、どの食品がアレルゲンなのか特定することが大切です。
食材だけ注意するのではなく、脂肪(脂肪酸)の種類によりアレルギーが引き起こされる時があります。
脂肪は脂肪酸で作られているのですが、肉類の脂肪酸のひとつであるアラキドン酸が原因となることがあります。
この必須脂肪酸であるアラキドン酸は、コーン油・サフラワー油・ひまわり油などに含まれているリノール酸(多価不飽和脂肪酸)を摂取すると体内で合成されます。
揚げ物など油を摂取することで、知らないうちにアレルギーの原因である物資を体内に取り入れている時があるのです。
しかしアレルギー症状を軽くしてくれる脂肪酸もあります。
EPA(エイコサペンタエン酸)というさば・いわし・まぐろなどの魚類に含まれている脂肪酸が良いと言われています。
血液中にアラキドン酸とエイコペンタエン酸が同比率で含まれていると、改善効果があるでしょう。
r-リノレン酸・DHA・ビタミンなどはアトピー性皮膚炎、DHA・エイコペタン酸・亜鉛・βカロチン・ビタミンなどはアレルギー性喘息に効くと言われています。
このように食材だけでなく、脂質などの成分も重要であることがわかるでしょう。
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アレルギー:金属
ピアスを初めてつけたらかぶれて困ったという経験はありませんか。
これが金属アレルギーです。
ピアスは皮膚に穴をあけているので、皮下組織に直接金属があたるために金属アレルギーになりやすいのです。
金属アレルギーは正式にはアレルギー性接触皮膚炎といいます。
アクセサリーや下着の金具など直接皮膚に接している金属が、汗や体液で溶けイオン化して体内に摂取され拒絶反応するアレルギー疾患です。
多くはかぶれやかゆみですが、まれに赤くはれると言った症状が現れます。
ニッケル・コバルト・クロム・亜鉛・マンガン・銅はアレルギーを引き起こしやすい金属です。金・銀・プラチナはアレルギーを引き起こしにくい金属です。
しかしピアスのように直接皮下組織に触れる場合は、アレルギーを引き起こすこともあります。
アレルギーを引き起こしにくい金属なのか、チタンを金具に使ったピアスがたくさん販売されています。
金属アレルギーに全ての人がなるわけではありませんが、一度罹ってしまうと同じ金属に接触すると必ずアレルギー反応を引き起こすため大変です。
金属アレルギーを引き起こしやすい体質はどんな人でしょう。
金属は酸性になると溶けやすくなるので、汗や体液に溶けるのです。
汗かきの人や、体内に摂取しやすい角質層が薄い人がアレルギーを引き起こしやすい体質といえるでしょう。
季節は汗のかく時期を考えればわかりますが冬より夏に、また不衛生な環境にあるとアレルギーを引き起こしやすくなるでしょう。
アレルギー体質かなと思ったらパッチテストを行い、自分に合わない金属を把握することも大切です。
アレルギーを引き起こさない金属を身につけ、汗のかきやすい夏場にはつけないようにするなど注意しながらアクセサリーを楽しんでください。
ピアスの場合は直接皮下脂肪に触れるので、消毒するなど手入れもかかせません。
金属アレルギーになりたくないならアクセサリーを身につけないのが一番の近道ですが、それでは楽しみが減ってしまいますよね。
自分に合う金属を特定して夏場はさけ消毒などして清潔に保って、少しでもアレルギー反応のリスクを減らす努力をするとよいでしょう。
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アレルギー:皮膚
最近増えてきているアレルギー疾患はアレルギー性皮膚炎(アトピー性皮膚炎)です。
アトピー性皮膚炎は大多数の場合乳幼児期に発症し、症状や経過に個人差が大きいです。
主な症状としては強いかゆみと湿疹なのですが、皮膚をかきむしることにより細菌が感染して炎症をおこすことがあります。
多くの場合症状が良くなったり悪くなったりを繰り返すので、症状が良くなったかなと思っても完治が難しい疾患です。
アトピー性皮膚炎の原因は大きく二つに分かれており、「アトピー要因」と「アレルゲン」です。
アトピー要因とはアトピーになりやすい体質のことで、アレルギーを引き起こしやすい体質で産まれてきたり外からの刺激に弱い皮膚だったりします。
家族や血縁の中にアトピーや喘息などのアレルギー疾患に罹っている人がいる場合は、遺伝によりアレルギーを引き起こしやすい体質になりやすいです。
外からの刺激に弱い皮膚の場合、アレルゲン(抗原)となる物質に対し防御力が弱いため敏感に反応してしまいます。
アレルゲンは外的要因としてハウスダスト・ダニ・カビ・ペット・花粉・住宅建材の公害物質などがあります。
また食物アレルゲンとしてそば・牛乳・卵などがあります。
これらのアレルゲンはアレルギー反応の要因となるだけでなく、症状を悪化させることもあるので注意が必要です。
ストレスをためないことや生活環境を整えるとよいでしょう。
このようにアレルゲン除去だけでなく、環境整備や体調管理など総合的に取り組む必要がありますね。
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